クレンジングの重要性とは。スキンケアにおける役割とは

クレンジングの重要性とは。スキンケアにおける役割と大切さ

クレンジングの重要性をご存知でしょうか？

スキンケアは保湿に目が行きがちですが、スキンケアはクレンジングから始まりますので、ここで肌の状態を乱すと保湿化粧品の効果も落ちてしまいます。

ここでは、クレンジングの役割と具体的な重要性、そして肌を整えるクレンジングの選び方についてご紹介します。

クレンジングの役割とは

クレンジングは「メイク落とし」とも呼ばれるようにメイク汚れをはじめとした主に油性の汚れを落とす役割があります。

メイクを落とさずそのままにしていると肌への刺激になり、色素沈着などの肌トラブルを引き起こす原因になります。

油性成分となじみやすい洗浄成分が入ったクレンジングは、メイクをした肌をリセットするために欠かすことのできないお手入れです。

洗顔の役割とは

一方、皮脂汚れや古い角層を取り除くのに効果的なのが洗顔料です。
洗顔後にすっきりとした感触が得られるのは、肌の汚れをきれいさっぱり洗い流すことができるためです。

また、肌に少し残ったクレンジングを落としたりするという役割もあります。

肌に残った汚れなどは、毛穴に詰まってニキビや黒ずみの原因の一つになったり、落ちなかったメイク汚れがシミやくすみの原因となったりする可能性もあります。

「落ちれば良い」という発想は危険。

クレンジングや洗顔料でメイクや汚れ、余分な油分など落とすことは落とすことは大切なことですが、「ただ落ちればいい」というわけではありません。

皮膚をおおう皮脂は古くなると老化角質になり垢（アカ）となって剥がれ落ちますが、皮膚を守る役割を持つ皮脂をクレンジングによって奪い過ぎると肌が無防備になり乾燥を招く原因になります。

また、外部からの刺激に対して弱くなると肌トラブルを引き起こす原因になります。

洗浄力は安価なものほど強い

クレンジングや洗顔料は、安価なものほど洗浄力が強い傾向にあります。
なので単に落とせば良いと安価なクレンジングや洗顔料を日常的に使っていては、肌へ毎日とても大きな負担を与え続けてしまっているということになるので、ただ落ちればいいという発想は危険です。

落とせば良いという発想ではなく、肌を整えながら落とすという発想をもってクレンジングを選ぶことが大切です。

「洗う」から始まるクレンジングの重要性

まずスキンケアは「メイクを落とす」ことから始まります。

１日の終わりにするスキンケアの、一番初めがクレンジングです。

ここでしっかり綺麗にリセットしながら肌を整える必要があります。

クレンジングでカサカサしたりヒリヒリしたり、突っ張ったり肌の状態が良くないと、その後の工程である保湿化粧品がしみたりしてしまうなどのトラブルを引き起こす原因になります。

また、皮脂を落とし過ぎた状態で保湿してもうるおいキープ力が低下していて、「保湿してもすぐに乾燥してしまう」という状態になってしまいます。

肌のうるおいを守るのに大切な３つの要素「セラミド・皮脂・NMF」

肌の潤いを守っている重要な役割を担っているのがセラミド・皮脂・NMFの３つの要素です。

この３つの要素を整えてあげることで、水分をしっかりと肌の内部にため込んだ潤いのある素肌を取り戻すことができます。

セラミドやNMF（アミノ酸など）は保湿化粧品でも与えることはできますが、肌に分泌される皮脂は含まれていません。

うるおいを守ったりツヤを出すのは皮脂の役割

「皮脂」と聞くと、ニキビやテカリなどといったあまり良くないイメージがついてしまいがちですが、実は皮脂は肌にとってなくてはならない存在で、とても大切な役割をもっています。
というのも皮脂は肌の潤いを保つうえでとても大切な天然の保湿クリームだからです。

皮脂は分泌される汗と混ざりあって皮脂膜となり肌の表面を覆い、肌の内部にため込まれた水分の蒸発を防止、外部からの刺激による摩擦の軽減、また皮脂に含まれている脂肪酸によって雑菌の繁殖を防止するなどたくさんの役割を担っています。

ニキビなどの肌のトラブルはなんらかの理由によって過剰分泌することで悪影響を与えるのであって、正常であれば肌には良い影響を与えるものです。

メイクオフした肌の状態が整っていれば、保湿化粧品の効果も高まる！

クレンジングは落とすことを目的とされていますが、その後の保湿を高めるためには保湿する前の段階で、つまりクレンジングで肌の状態を整えてあげるという発想が大事になってきます。

保湿をする前の段階で肌に刺激を与えていては、その後の保湿がいくらよくても効果も十分に得られず、もったいないです。

保湿はもちろん肌を乾燥させないために大事なことではありますが、その前段階のほうが重要なことです。

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保湿してもすぐ乾燥してしまう理由の一つは皮脂の奪い過ぎ

保湿化粧品を使って肌を保湿しても肌がすぐ乾燥してしまう理由のひとつに、皮脂の奪いすぎによることが原因と考えられます。

洗顔料やクレンジングで洗浄力が強すぎるものを日常的に使っていると、皮脂の分泌が整わないどころか、皮脂を奪いすぎて逆に皮脂が足りないということになってしまい、肌の状態はカラカラ状態になり、そこに保湿化粧品で保湿をしても補いきれずすぐに乾燥してしまうということになります。

年齢が増すほどクレンジングが大事になる

歳を重ねるごとに潤いが減り弾力を失うので肌にシミやシワ、たるみなどが出てきます。
年齢を重ねるほど保湿して乾燥から肌を守ることが大事になってきますが、代謝が低下するということは皮脂の分泌も減るという事です。

洗浄力の強いクレンジングで洗うとカサついたり突っ張ったりしやすくなります。

クレンジングは毎日のことですから、メイクを落としながら乾燥させていると皮脂の分泌が追い付かなくなり乾燥状態を悪化させる原因になります。

若い時は気にならなかったカサつきが酷くなる理由

若いときは皮脂の分泌量が活発しているため、皮脂の天然の潤いが十分にあるため、かさついたりなど気になることはありませんが、年齢を重ねるごとに、その皮脂の分泌量が徐々に減ってきて、40代以降になるとさらに減ってきてしまいます。

つまり天然の潤いが減ってしまうということになり、肌がかさつきやすく酷くなったと感じてくるのです。

優しいクレンジングや洗顔料選びが年齢とともに大事になる

安価なクレンジングや洗顔料は洗浄力も強く刺激も強く肌には大きな負担となります。

若いときはまだ肌に必要な３つの要素が十分に備わっているので、外的刺激に強いため安価なものでも気にならないほど肌の免疫力がありますが、年齢を重ねるごとに、次第に減っていくため、若いときと同じようにしていてはかなり大きなダメージを与えることになってしまうため、特にクレンジングや洗顔料は年齢を重ねるごとに慎重に選ぶことが肌のためです。

また、クレンジングや洗顔石鹸の質を高めることが大切です。

質の良いクレンジングや洗顔をすることで、皮脂の分泌物を整える、乾燥を防ぐ、などの肌にプラスの影響を与えるので、肌の環境をよくしてあげることが可能なので、質の高いクレンジングや洗顔は年齢を重ねるにつれて非常に大切です。